某アニメ……というか『アイドル天使ようこそようこ』の第四話を見る

某アニメだなんてタイトルを隠しててもしょうがない。
白状します。
アイドル天使ようこそようこ』です。
 
で第四話。
絵柄が安定しないのが気になるものの、作曲家のサクさんがウィスキーを注ぐ場面や、酔っ払って上機嫌でピアノを弾きながら『一人にさせない』を作曲している場面はよかった。あと、ようこがジョギングで遠ざかる場面も、作画が難しそうなところをよくがんばっているなーと感心。
……相変わらずパンチラの作画もがんばってたけど。
  
アイドルを目指して上京した少女の物語というと『KEY THE METAL IDOL』が頭に浮かぶ。KEYこと巳真兎季子*1はアイドルになるための一歩をなかなか踏み出せず、むなしいようなもどかしいような日々をしばらく過ごすことになり、その描写が私はとても気に入っていたのだが、よっきゅんこと田中ようこは一味違う。というか全然違う。東京に知人が無ければ行きの電車内でちゃっちゃと親友を作るし、住む場所が無ければ公園で野宿するし、アイドルになるツテが無ければ自分から渋谷のスカウトマンに売り込むし……。で強引に入れてもらったプロダクションが実は作曲家に全然相手にしてもらえないほどのへっぽこプロダクションだと知っても少しもめげず、公園で歌ったり踊ったりして、たまたま散歩中に通りかかった作曲家を魅了するし。
あまりにもとんとん拍子で都合良すぎると思うものの、「これはそういうアニメなんだから」と思えば許せる。(実写だとそうはいかないんだろうなあ……。)
そしてまた、少女の夢を傷つけまいというスタッフの決然とした意志も感じられる。

*1:余談だが今、資料も何も見ずに巳真兎季子(みま・ときこ)と漢字で間違えずに打てた自分にちょっと驚いた。