名づけてドッゲ湯(どっげとう)

インスタントココア、きな粉、片栗粉を3:2:1の割合で混ぜて熱湯で溶き、お好みで砂糖を入れた健康ドリンクを飲んでいる。名づけて“ドッゲ湯(どっげとう)”
最初は牛乳にきな粉を入れて飲もうと思い立ち*1スーパーに行って、牛乳よりも保存のきくスキムミルクにしようと考えたところ、あいにくスキムミルクが売り切れており、それならばとインスタントココアを買ったのだが、きな粉とココアがうまく溶け合うかどうか不安だったので、粘り気を出すために片栗粉を追加した次第である。
インスタントココアきな粉の組み合わせなので、栄養価は大変高い。良質のたんぱく質と豊富なミネラル、そしてイソフラボンポリフェノールなどを摂取できる。
そしてコストも比較的安い。私の行ったスーパーではインスタントココアは370g298円、きな粉は200g92円、片栗粉は300g100円だった。マグカップ一杯に小さじ山盛り3杯(約21g)入れるとして、一杯あたりの価格はおおよそ12円だ。ブルックスのコーヒー一杯19円もたしかに安いが、ドッゲ湯はその上をいくうえ、栄養価では比べ物にならないほどの圧勝である。
しかし味については、残念ながら、かなり低レベルであるといわざるを得ない。げんこつ飴の出来そこないに例えたくなるような味だ。片栗粉が入っているので冷めにくいが、冷めると味はいっそう悲惨なものになる。調合の割合を見直せば(きな粉と片栗粉を相対的に減らす等)もっとまともな味になると思われるが、それなら普通にインスタントココアを飲めばいいじゃないかということになる。ここはひとつ、きな粉の栄養価に免じて目をつぶっていただきたい。きな粉はお湯に溶けないため、どうしても粉っぽい食感になってしまうのである。もっとも、お湯に溶けないため、スキムミルクのようにマグカップに付着して洗いにくくなったりはしないという利点がある。ドッゲ湯の場合はインスタントココアにスキムミルクが含まれているが、相対量としては多くないので、食器洗いはそれほど面倒ではない。
なお、ドッゲ湯を電子レンジで温めることは禁忌である。実際に私がおかした失敗例を紹介すると、マグカップにほぼ満杯のドッゲ湯を電子レンジで1分間加熱したところ、約8割がカップからあふれ出てレンジ内を汚してしまった。おそらく片栗粉のせいだと思われるが、それにしてもこれほどまであふれ出ようとは想像しなかったので私は動揺した。

*1:ちなみに、きな粉入り牛乳は数年前にイソフラボンが流行ったころから広く一般に飲まれている健康ドリンクであり、私の発案ではない。