今日のランチはイタリアン

市内のある店へ自転車で出かけて、久しぶりにランチをいただく。
私の中ではこの店がイタリア料理部門ランキング第一位なのだが、今日もまた期待通りのおいしさだった。

  • レタスとルッコラのサラダ
  • あさりとはまぐりのスープ フランスパン付き
  • アンティパスト
  • サルシッチャ(ソーセージ)とトマトソースのパスタ
  • コーヒー

という1,000円(税込)のランチセット。
スープひとつをとっても、化学調味料に頼ったそんじょそこらのスープとは風味が全然違う。
そしてこの店はアンティパストが充実しているのが魅力だ。リゾットはチーズの味が個性的で、アスパラとパセリの香りも良いし、ドライトマトのオリーブオイル漬けは杏のように甘くておいしい。わかさぎのフライとタコのマリネはまあ普通だったが、和洋折衷で面白いと思った。
パスタはわずかに芯が残るゆで加減(いわゆるアルデンテ)。芯を残さず完全にゆで上げるお店が多いなか、さすがと思わされた*1。濃厚なトマトソースとからめてあり、盛り付け方も妙に貫禄がある。
あとこの店は、きれいに陳列された食材・ボトル・グラスにも感心させられる。オリーブオイルやバルサミコ酢や透明なブランデーの瓶、そしてパルミジャーノの大きな塊をながめているだけで、食欲が湧いてくる。そして瓶が埃をかぶっていないところがえらい*2

*1:もっとも、完全にゆで上げたパスタがおいしくないとは決して思わないけど……。

*2:掃除をきちんとやっている店と怠けている店の違いはこういうところに現れるものだ。これがもし埃をかぶっていたりすると、なんだか食事の味まで落ちてしまうような気にさせられる。